


「ICJ ESGアクセラレーター2021」は
無事に終了しました。
ありがとうございました。
インクルージョン・ジャパンは、「ICJ2号ファンド」の投資活動の一環として、「ICJ ESGアクセラレーター2021」を開催いたしました。本プログラムを通じて、ベンチャー企業、事業会社、ベンチャー・キャピタルを含めた投資家の協働を生み出し、社会・環境面のインパクトと経済的なリターンを両立する事業開発を加速させることを目的としています。
114社のベンチャー企業の皆さまにご応募いただきました。各社との面談を経て、①脱炭素/サーキュラーエコノミー部門、②金融インクルージョン部門、③ウェルビーイング部門の3部門から各6社、計18社のベンチャー企業をファイナリストとして選出し、インクルージョン・ジャパンのメンバーとの事業検討をはじめ、協賛企業との事業提携に向けた検討が行われました。
9月27月(月)にデモデイが行われ、各領域の専門家による厳正な審査のうえ、大賞企業が決定しました。また、最終選考に選出された18社から、協賛企業による協賛企業賞に加えて、デモデイ参加者の投票によって決まる「ICJ賞」が選出されました。
募集要項や審査員・協賛企業の詳細は、こちらからご覧いただけます。

株式会社ゼロボード
大賞
三菱UFJ銀行賞
ブレインパッド賞

事業内容
グローバル投資家の要請で、上場企業の多くが温室効果ガス排出量の算出・削減・開示に取り組み始めています。こうしたサプライチェーン排出量の管理に不可欠な、多様なデータソースとの連携、ソリューションプロバイダとのエコシステム構築に、弊社のクラウドサービスがお応えします。
事業紹介
審査員講評

参加企業からの声
ビジネスモデルや協賛企業各社との協業について逐次アドバイスをいただき、デモデイに向けて事業戦略を磨いていくことができました。脱炭素経営を支援するSW市場にはテックジャイアント含む多くのプレーヤーが参入しているが、正面から競合するのではなく、補完的な立ち位置を築くことの重要性に気づかされ、良い具合に方向転換することができました。
本プログラムを通じて、ESG観点での視座を一段上げることができたこと、また、協賛企業のコミットメントが非常に高く、プログラム開始後にすぐに具体的な協業の話に進むことができたことで、とても収穫の多いプログラムとなりました。
株式会社トクイテン
事業内容
ロボット・AIの技術を用いた効率的な大規模有機農業を実現します。持続可能な世界の実現のため、慣行農業から循環型の農業(有機農業等)への転換が求められていますが、農業には担い手不足や労働が過酷であるという課題があり、我々は技術を用いてこの解決に全力を尽くします。
事業紹介
審査員講評

参加企業からの声
ベンチャー企業と事業会社のマッチングをしていただけるだけでなく、マッチングを成立させるために双方に積極的に動いているというのを強く感じました。特に上手にアピールができない時は、我々に代わって良いところをアピールしてくださるなど、サポートの人は味方でいてくれるんだと安心して取り組むことができました。ICJメンバーの方が、まるでチームの一員かのように我々のアピールを協賛企業や審査員にしてくださったことに、とても勇気づけられました。
審査員の方からは、厳しい意見もありながら、「私はこういうところがいいと思う」「こういうところが伝えられてないと思う」と改善のためのアドバイスをたくさんいただけました。特に自分たちだけでは難しいESG投資という切り口からも見てもらえたことは有意義でした。
一緒に登壇したESG投資関連のスタートアップや、協賛企業など今回のプログラムに参加しなければ知識や経験を得られました。特にESGについては自分たちのビジネスをこれまでと違った視点から見ることができるようになり、今後の事業計画について選択肢が増えたと感じています。
ZEROBILLBANK JAPAN株式会社

豊田通商賞
野村総合研究所賞
事業内容
日本のブロックチェーン業界において、黎明期から大企業との協業を得意とし、数多くのプロジェクトを成功させてきたゼロビルバンク。今回は、豊田通商と共に、ブロックチェーンを用いた、今後のESG展開において1つモデルとなるような事業の立ち上げに取り組んでいます。
事業紹介
審査員講評

参加企業からの声
提案内容の将来性・事業性を見ながら、具体的な連携先の紹介だけでなく、展開計画やアクションプランまでの落とし込みをいただけたことは、大変ありがたく、今後の成長の弾みとなっております。 審査員や協賛企業の皆さんからは、アクセラ期間を通し、協業の可能性を検証できました。また、アクセラ終了後も、期間をあけずに、事業計画の実現に向けた具体的な取り組みが継続できていることに大変感謝しております。
すべてをオンラインで完結するアクセラレーターでしたが、メンタリング期間だけでなく、DEMODAY当日の運営も大変素晴らしく、次世代のアクセラプログラムのひとつのニューノーマルになっていくのではないかと感じました。当該プログラムに参画できたこと、本当にありがとうございました。今回をきっかけに、事業成長できるよう活動してまいります。
株式会社TOWING
福岡ソノリク賞
日ノ樹賞

事業内容
宇宙農業実現と地球農業発展を目指した『宙農園』という事業の確立を目指しています。日本発かつ世界初のバイオテクノロジーを活用した多孔体×微生物から生産される超良質土壌「高機能ソイル」を用いることで、月や火星における循環型作物栽培システムの開発に取り組んでいます。
事業紹介
審査員講評

参加企業からの声
社会的もしくは環境的インパクトを如何に見える化し、かつ実ビジネスと繋げていくかを、一緒に作り上げていただけました。今後、弊社事業推進の指針とします。 審査員や協賛企業とのディスカッションを通じて、事業プランの実現に向けて、協力なパートナーになり得る企業様と繋がることができました。
ディスカッションにより、事業プランをブラッシュアップできました。 弊社ビジネスをESGという角度から見つめなおすことで、今まで隠れていた新しい可能性を発見できたように感じています。きっかけを活かせるように引き続き、頑張ります!
株式会社音力発電
ICJ賞

事業内容
「波力発電」の課題を一気に解決する、日本発・世界初の「循環型波力揚水発電」の商業化を目指す当社は、「再生可能」「純国産」であるという波力発電の強みを活かし、海洋国家の日本をはじめとして、世界中の海岸地域における、真のSDGsの実現に貢献します。
事業紹介
審査員講評

参加企業からの声
弊社の事業を的確かつコンパクトにまとめた資料を作成する際にサポート頂き大変参考になりました。今後も、限られた時間に事業のポイントを説明する際に役立てられるものと思います。 弊社の事業や技術を多くの大手企業様を中心とする協賛企業様に知って頂くきっかけになりました。また、質疑応答を通じて、審査員の方々を含む多く方にご興味を持って頂けまして、社会的なニーズを再確認することができました。
弊社の事業や技術を多くの大手企業様に知って頂くきっかけになったと思います。このことだけでも、「参加させて頂いた価値がある」と思います。また、直接協賛企業様に対して資金調達のご相談させて頂けたことも、次に繋がる重要な機会になったと思っております。
株式会社日本炭素循環ラボ
電通賞

事業内容
九州大学発の先端技術を用いて高湿度下での吸収が可能なCO2吸収剤を開発し、セメント排ガス、火力発電所 、ガスコージェネレーションシステム等からの排ガスを低コストで吸収することが可能なCO2回収ソリューションを提供している。DAC向けCO2分離膜の技術開発も進行中。
事業紹介
審査員講評

参加企業からの声
今回のようなイベントの参加は初めてでした。事業としてどれだけ評価していただけるかとても不安でしたが、高い評価をいただき、また複数回の面談を通じて事業計画等を大きくブラッシュアップさせていただきました。大変感謝しています。 審査員の方、協賛企業の方どちらも技術の面も含めてハイレベルな質問をいただき、有意義なディスカッションをできたと思います。
自分たちだけで考えていてもはっきりしなかった弊社の強みに気づけました。 協賛企業賞をいただけました。弊社として初めてこのような賞を受賞することができ、大変うれしく思います。2か月ほどの間に、大きく成長できたと思います。参加してよかったです、ありがとうございます。

Frich株式会社
大賞
J&J事業創造賞
セブン・フィナンシャルサービス賞

事業内容
「ニッチなほけん」をつくることができるサービスです。社会変化によって生じる新たなリスクは従来の保険商品ではサポートが難しいため、そこをP2P型の新たな保障で1つ1つサポートします。我々は、「保険というセーフティネットから外れるひとがいなくなる」世界を目指します。
事業紹介
審査員講評

参加企業からの声
本プログラムを主催するインクルージョン・ジャパンの皆さまが、各協賛企業の要望を的確に把握しているので、協業検討が大変スムーズでした。また、当社は今まで、自社の提供価値をうまく表現できずにいましたが、メンタリングを通じてスッキリと腹落ちできる言葉で表現できるようになりました。 協賛企業からは保険に対する課題を数多く伺うことができました。
一方、審査員からは、創業の想いこそ聞きたいと言われたのが印象的で、社会的インパクトと利益創出を結実させるには並大抵の覚悟ではいけないと想いを新たにしました。 国内外を代表する審査委員や事業開発経験豊富なインクルージョン・ジャパンの皆さんからのアドバイスなど、日本初の試みながらも具体的に役立つコンテンツが粒ぞろいでした。今後、ESGをテーマに掲げるスタートアップにとっては登竜門になると確信しています。
株式会社FMG
レオス・キャピタルワークス賞

事業内容
日本で価値が減じた中古車や耐久消費財をアフリカに輸出し、マイクロファイナンスを活用し、現地の普通の人々がつかえる金融に包含することによって、現地を豊かにし、かつ日本にもリターンを返す仕組みを構造的に作ります。
事業紹介
審査員講評

参加企業からの声
ICJメンバーの皆様には親身なサポートをいただき、本当に感謝しております。個別のメンタリングセッションでは、様々な事業をご覧になられた豊富なご経験から、素材としての弊社事業をどのようなストーリーにすれば、もっと魅力的に見せられるか?という点について、大変有意義なアドバイスをいただきました。 また、ICJの皆様とのコミュニケーションを通じて一貫して感じたことは、皆様全員がスタートアップに対して、温かい眼差しを持っておられ、短いコミュニケーションのなかでも、おそらく皆様ご自身は本当にお忙しかったかと思うのですが、それを全く感じさせず、我々スタートアップ側を常に主役として扱っていただいたことで、モチベーションを高めることができました。
また、審査員や協賛企業の方々には、ブレイクアウトルームにご訪問いただき、短い時間でしたが、有意義なディスカッションができました。本質を捉えたご質問とフィードバックをいただき、改めて、自分たちの事業を見直すことができました。 自分たちの事業がどのように評価されるのか?を知りたくて、参加をさせていただきましたが、途中から他のスタートアップ企業さんのプレゼンや資料をみることができ、非常に多くの刺激、そして気づきを得ることができました。
最後の2週間くらいは非常に密度が濃く、またラーニングの多い時間を過ごすことができました。このような、互いを高め合うような場を創られたICJさんをリスペクトいたします。本当にありがとうございました!